知的財産及び商事裁判所は差戻一審にて、河洛公司による「武林群俠傳」著作権侵害は無しと判決

　智冠科技股份有限公司（Soft-World International Corporation、以下「智冠公司」）はコンピュータゲーム「俠客風雲傳」がゲーム「武林群俠傳」の著作権を侵害したとして河洛遊戯有限公司（Heluo Games Co., Ltd.、以下「河洛公司」）を相手取り訴訟を提起していた。知的財産及び商事裁判所は2023年11月30日の差戻一審判決において、智冠公司は河洛公司が「武林群俠傳」の著作物に対して後続の複製又は改作を行ったことを黙認、同意していたため、河洛公司が該著作財産権を侵害した故意又は過失は存在せず、さらには河洛公司が「武林群俠傳」という言語の著作物、美術の著作物、音楽の著作物を侵害したとする智冠公司の主張には根拠がないと認めた。河洛公司と責任者徐昌隆に対して新冠公司への賠償金（2400万新台湾ドル）の支払いと侵害排除を命じる一審判決はいずれも取り消され、二審で追加された自由時報第一面に判決主文を掲載する請求等も理由がないとして棄却された。本件はさらに上訴できる。（2023年12月）