「冰晶」商標の盗用で、スキンケア化粧品会社に賠償金1千万余新台湾ドル支払いの判決
J170322Y2 | 2017年4月号(J212) 前のぺージに戻る    
    勇兆国際有限公司(Cryolite Inc.、以下「勇兆公司」)は1995年にスイスメーカー「Cryolab S.A.」が製造する「CRYOS」ブランドのスキンケア化粧品とメーキャップ化粧品について台湾総代理権を取得し、経済部に「冰晶」商標及び図案の専用権を出願したが、2015年に「冰晶」商標が第一化粧品廠股份有限公司(First Cosmetics Manufacture Co., Ltd.、以下「第一化粧品公司」)に盗用されたことを発見したため、告訴を提起した。
    勇兆公司は次のように主張した。「冰晶」商標は台湾で高度な識別性を有する国内美容業界の著名商標であり、該社がすでに商標権を取得しているが、第一化粧品公司は大量に「冰晶」商標を使用したうえ、香港商雅虎資訊股份有限公司台灣分公司(Yahoo! Taiwan Holdings Limited)から「冰晶」の検索キーワードを購入して、検索したときに一番上に掲示されるようにしたため、消費者を混同させるおそれがある。
    それに対して第一化粧品公司は、その商品には該社の「de」商標が明確に表示され、「冰晶」商標を使用していないとして、商標権侵害を否認した。
    知的財産裁判所は、勇兆公司の「冰晶」商標が識別性を有しており、第一化粧品公司には「冰晶」商標のビジネスにおける信用にただ乗り(フリーライド)する意図があることが明らかであり、すでに勇兆公司の商標権を侵害していると認め、第一化粧品公司及びその代表者に勇兆公司に対する損害賠償金1773万2386新台湾ドルの支払いを命じる判決を下した。(2017年3月)