営業秘密の窃取で前華亞科技の幹部5名を起訴
J170926X4 | 2017年10月号(J218) 前のぺージに戻る    
    台湾美光晶圓科技股份有限公司(Micron Technology Taiwan)の前身*である華亞科技公司股份有限公司 (Inotera Memories Inc.)の経理**クラス幹部5名が社内の機密文書を窃取した嫌疑を受けていたが、桃園地方裁判所検察署は2017年9月25日に取り調べを終え、営業秘密法、著作権法違反及び背任及び故ない他人の電磁的記録の取得等の罪で5名を起訴した。(*:2017年3月1日に社名変更、**:「経理」は日本の部長に相当)
    主な業務項目がDRAM向けウエハの受託生産であった華亞科技は、2016年12月6日Micron社に買収された。華亞科技で経理以上の職位にあった張(男)等5名は2016年9月から11月までの間(Micron社に買収される前)に次々と退職し、中国の紫光集団(Tsinghua Unigroup)傘下にある長江存儲科技科技有限責任公司(Yangtze Memory Technology Corp)、合肥市政府(中国安徽省)が主導する合肥智聚集成電路有限公司等に就職した。
    張等5名は退職する前、華亞科技の情報セキュリティ、従業員秘密保持協定等の規定に違反し、携帯電話による撮影、紙への印刷等の方法で、華亞科技のクリーンルーム維持運用に関連する「機密」レベル以上の営業秘密を複製した疑いがある。その中で范(男)はさらに在職期間中に携帯電話による撮影、ネットでの伝送等の方法で重要な営業秘密を中国へ伝送して、華亞科技の営業利益に深刻な損害を与えた。桃園地方裁判所検察署は2017年9月25日に取り調べを終え、法により5名を起訴すると同時に、5名の給与及び犯罪で得た所得に基づく追徴金の請求も裁判所に対して提出した。(2017年9月)