芸術品「太極シリーズ」を違法複製、8人に有罪判決
J171010Y3 | 2017年11月号(J219) 前のぺージに戻る    
    台湾の著名な芸術家である朱銘氏の作品「太極シリーズ」が大量に模倣されて市場に出回ったため、調べたところ、朱銘氏が長年提携してきた協力会社と建設会社の関係者が違法に複製していたことが発見され、著作権違法で検察官に公訴されていた。先日、士林地方裁判所は判決を下した。
    裁判官は判決書において、葉○嘉被告はかつて朱銘氏の「太極—起式」、「太極—単鞭下勢」等の作品を収蔵しており、資金が必要となったため競売で本物を現金化しようとしたが、朱銘氏の作品を収蔵していたいという私利を満足するため、競売前に芸術文物公司(骨董品や芸術品を売買)の代表者である施○文被告及びそれぞれ銅鋳造会社の代表者である童○意被告、高○忠被告等を通じて違法に作品を複製し、保証書を偽造したと指摘した。
    裁判官は葉○嘉被告等8人が模倣品を複製、頒布したと認定し、それぞれ文書偽造、著作権法違反の罪により施○文被告に懲役3年、葉○嘉被告に懲役2年、執行猶予5年、童○意被告に懲役1年10ヵ月、高○忠被告に懲役1年6ヵ月、執行猶予4年、その他の被告等には懲役6ヵ月から1年6ヵ月の刑罰を言い渡した。
    朱銘氏はさらに刑事付帯民事賠償訴訟を提起しており、裁判官は模倣品の取引価格を参酌し、審理期間に葉○嘉被告がすでに11点の正規品と1000万新台湾ドルの小切手を返還している分を差し引いて、葉○嘉被告、施○文被告、童○意被告等3人に対して朱銘氏の著作権を侵害したことにより、合計1億2090万新台湾ドルを賠償するとともに、新聞に判決主文等を掲載するよう命じる判決を下した。(2017年10月)