「2018年国家発明創作賞」受賞リストが発表
J181025Y1 | 2018年11月号(J231) 前のぺージに戻る    
    経済部知的財産局主催の「2018年国家発明創作賞(National Invention and Creation Award)」において、参加資格を満たした専利*作品465点から優れた41点が選抜された。発明賞の金牌6点、銀牌20点、創作賞の牌5点、銀牌10点が含まれる。また受賞者の内訳をみると、企業(46.4%)が最も多く、次いで個人(19.5%)、財団法人(19.5%)、学校(12.2%)、政府機関(2.4%)の順となっている。(訳注*:専利には特許、実用新案、意匠が含まれる)
    本年度の受賞作品は「オプトエレクトロニクス液晶」、「情報通信」、「バイオ医薬」、「医用生体工学材料」、「繊維技術」、「スマートマシン」及び「循環経済(サーキュラー・エコノミー)」等の産業分野に跨り、実用性と極めて高い市場価値をそなえる他、学術研究機関の研究成果の多くはすでに企業に技術移転され、生産が始まっている。
    発明賞については、多くの特許が台湾情報通信産業の強みを十分には発揮している。例えば台湾超微光学(OTO PHOTONICS, INC.)の特許「分光計、分光計の光導波路の製造方法及びその構造」、健永生技(HEALTH EVER BIO-TECH CO., LTD.)の「カロチノイドの医薬組成物」等である。さらに地震が頻発するという台湾の地理的環境のために研究した作品として「二重コア自己中心型エネルギー散逸ブレース装置」がある。創作賞の受賞作品には、「電熱織物」、「迅速離脱掻き寄せ板を備えた直接案内路」、「接ぎ木補機」、「モバイル電源」、「携帯用真空脱気装置」等が含まれる。そのうち、行政院農業委員会台中区農業改良場が開発した「接ぎ木補機」は農業における接ぎ木の苗育成の課題を解決できる他、李文欽氏(創作者)が設計した「携帯用真空脱気装置」は食品の鮮度と栄養を長く保つのに用いられる。
    「2018年国家発明創作賞」は2019年4月から次々と「2019年産業部産業イノヴェーション合同授賞式典」と「2018年国家発明創作賞授与及び受賞作品展示宣伝活動」が開催され、「2019年台湾イノテク博覧会(Taiwan Innotech Expo)-傑出発明館」で受賞作品が展示されており、成果の展示とメディア取材を通じて、受賞作品の露出度を高め、わが国の発明創作にかかる作品の商機を創出して、専利の産業化という目標を達成している。(2018年10月)