「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター」で広達が初受賞
J190124Y1.J190124Z1 | 2019年2月号(J234) 前のぺージに戻る    
    クラリベイト・アナリティクス(Clarivate Analytics)が2019年1月23日に「Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2018-19(Derwent Top 100 Global Innovators 2018-19)」レポートを発表した。それによると、台湾の企業・機構はすでに6年連続で受賞しており、とくに鴻海科技集団(Hon Hai / Foxconn Technology Group、以下「鴻海」)と工業技術研究院(Industrial Technology Research Institute、以下「工研院」)は2年連続で選出され、「特許出願の成功率」と「引用における特許の影響力」の両評価項目において優れた水準を維持している。広達電脳(Quanta Computer)も「特許ポートフォリオのグローバル性」と「引用における特許の影響力」の両評価項目で大きく前進し、初めて受賞した。
    クラリベイト・アナリティクス台湾地区総経理は「工研院は『引用における特許の影響力』の番付で上位を占めており、これは工研院の技術の可視性と産業革新に対する影響力が反映されたものだといえる。鴻海は『特許出願の成功率』で目覚しいパフォーマンスを見せており、その優れたイノベーションの質と量がうかがわれる。広達はここ数年にわたって、Top 100 グローバル・イノベーター受賞の射程距離内に入っていたが、2018年には『特許ポートフォリオのグローバル性』と『引用における特許の影響力』で大きく躍進したことが、初受賞のカギとなった。」と述べている。
    ハードウェア・電子業界から選出された企業・機関の中で、広達以外に、シスコ(Cisco)と小米(Xiaomi)も初受賞を果たしている。この他に全体で、比亜迪(BYD)、JFEスチール(JFE Steel)、カスペルスキー(Kaspersky Lab)及び三菱化学(Mitsubishi Chemical Corporation)が初受賞を果たしている。
    クラリベイト・アナリティクスのニュースリリースによると、2017年の傾向は継続しており、世界のイノベーションの中心地は東洋へとシフトし、アジアからは48社が受賞しており、最多地区となった。次いで2位の米国からは33社、3位のヨーロッパからは19社が選出されている。その中で、ソフトウェア企業のカスペルスキーが選出されたことで、今回初めて、ロシアがリスト入りを果たした。業界別では、2018年に安定したパフォーマンスをみせ、ハードウェア・電子業界がイノベーションのトップ業界となった。注目すべきは、航空宇宙工業・防衛産業の企業・機関が倍増したことである。化学工業・化粧品、製薬、石油・ガス・エネルギー業界から選出された企業・機関数はやや減少している。(2019年1月)