製品が実用新案権侵害 ユニバーシアード協賛企業に100万新台湾ドルの賠償命令判決
J190306Y1 | 2019年4月号(J236) 前のぺージに戻る    
    大愛感恩科技股份有限公司(Da.Ai Technology Co., Ltd.、以下「大愛公司」)は2017年に台北市で開催されたユニバーシアードにおいて、大会キャラクター「熊讚(Bravo)」の図案が印刷された「折り畳み団扇」10万個を無料で提供した。この製品は大愛公司が晨嘉實業有限公司(Cheng Ga Enterprise Co., Ltd.、以下「晨嘉公司」)から折り畳み団扇の中のワイヤを購入し、晨嘉公司が中国大陸の企業にワイヤの製造を委託した。その後、両社(大愛公司と晨嘉公司)は台湾吉特百貨有限公司(Lucky Special International Co., Ltd.、以下「台湾吉特公司」)から告訴され、「折り畳み団扇」に使用されているワイヤ構造は、台湾吉特公司が所有する実用新案「盤面に応用される可撓性構造(原文:一種應用於一盤面之撓性結構)」を侵害していると指摘された。
    知的財産裁判所は一審判決で台湾吉特公司に敗訴を言い渡した。本件は上訴が提起され、二審では晨嘉公司が確かに台湾吉特公司の実用新案権を侵害していると認められ、さらに大愛公司もチェックの義務を十分に果たさなかった過失があったとして、両社に台湾吉特公司に対し連帯で100万新台湾ドルを賠償するよう命じる判決が下され、確定した。(2019年3月)