特許訴訟でHTCが勝訴、中国スマホメーカーに2860万新台湾ドル賠償命令判決

J200122Y1 2020年2月号(J246)
    宏達国際電子股份有限公司(HTC Corporation、以下「HTC」)は中国における特許訴訟で勝訴判決を受けた。北京知識産権法院(訳注:知的財産専門の裁判所)は一審において、中国スマートフォンメーカーである珠海市魅族科技有限公司(Meizu Technology Co., Ltd.)の「魅藍Note5」と深圳市金立通信設備有限公司(Gionee Communication Equipment Co. Ltd.)の「金立M6」がHTCの特許「移動裝置」を侵害したと認定した。当該特許は金属ケースにアンテナ構造を有するモバイルデバイスであり、金属ケースの遮蔽によるアンテナ放射効率の低下という課題を解決することを目的として、メタリックな外観を持つアンテナ構造がデザインされている。このデザインは2013年発売のスマホ「HTC One M7」に採用されて以来、2017年発売の「U11」がガラス製ボディに変更されるまで採用され、一目でHTCスマホの主力機種だと識別できるデザインとなった。
    北京知識産権法院は魅族科技公司と金立通信公司に対して、HTCに合計650万人民元(約2860万新台湾ドルに相当)に上る経済損失とリーズナブルな支出を賠償するよう命じる判決を下した。(2020年1月)

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