義隆電子が中国の匯頂科技をタッチコントローラ関連特許侵害で提訴

J201224Y1 2021年1月号(J257)
    タッチコントローラIC大手の義隆電子股份有限公司(ELAN Microelectronics Corporation、以下「義隆電子」)は2020年12月23日付けの発表において、深圳市匯頂科技股份有限公司(Shenzhen Goodix Technology Co., Ltd.、以下「匯頂科技」)並びに紹宏科技股份有限公司(Shouhon Technology Co.,Ltd、以下「紹宏科技」)に対する訴状を知的財産裁判所に提出し、匯頂公司の製造販売するタッチスクリーン向けタッチコントローラが義隆電子の所有する第I556033号特許の権利範囲に含まれ、同社の特許権を侵害していると主張し、株主の権益と同社の知的財産権を守るために、特許侵害訴訟を提起したとしている。義隆電子は裁判所に対して匯頂科技と紹宏科技による特許権侵害行為の排除及び停止を請求するとともに、損害賠償を請求しており、裁判所では審理が行われている。
    義隆電子は2020年12月初めに北京知的財産権裁判所に対して匯頂科技と北京星意通達科技有限公司(Beijing Xingyi Tongda Technology Co)が権利を侵害したとして訴訟を提起し、匯頂科技に2,500万人民元の賠償を請求している。義隆電子によると、同社は業界に先駆けてタッチパネル向けタッチコントローラICの封止構造に係る技術を開発しており、この技術はタッチスクリーンフレームのスリム化に対して最適なソリューションを提供でき、各種モバイル電子デバイスに幅広く応用できるという。さらに義隆電子は、長年にわたりタッチコントローラ技術分野を開拓しており、すでに前後して米国、日本、中国、台湾等の地域でタッチコントローラ技術に係る特許権数百件を取得しているため、特許権を侵害している可能性がある行為に対しては積極的に自社の知的財産権を守っていくと強調している。(2020年12月)
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