知的財産局、2021年専利・商標出願受理概況を公表
J220215Y1.J220215Y2 | 2022年3月号(J271) 前のぺージに戻る    
    2021年に知的財産局が受理した専利(特許、実用新案、意匠)の出願件数は7万2613件に上り、前年比で1%増となった。その中で、特許(4万9116件)は前年比で5%増、実用新案(1万5796件)、意匠(7701件)はそれぞれ10%減、4%減となった。商標の登録出願件数は9万5917件で、1999年に知的財産局が設立されて以来の最高記録を達成した。審査実績については、特許の平均最終処分時間が14.0ヵ月を維持し、商標は6.2ヵ月に短縮して、出願人に迅速で質の高い審査を提供している。
    一、内国出願人による特許出願件数は2014年以来の最高水準に、企業と研究機関の出願がともに増加
    内国出願人による特許出願件数は1万9547件で、2014年以来の最高水準となった。これは主に企業による出願件数が6%増加し(とくに大手企業は9%増)、5年連続で成長を遂げ、研究機関も2%増加したことによる。内国出願人による実用新案登録出願件数は1万4543件、意匠登録出願は3534件でそれぞれ12%、10%減少している。これは主に企業が8%~10%減、個人が16%減となっているのが原因となっている。外国出願人による出願件数は特許、実用新案、意匠がそれぞれ2万9569件、1253件、4167件で、年成長率は7%、13%、2%であった。
    二、日本は外国出願人の出願件数でダントツ首位
    専利出願人を国(地域)別にみると、専利の出願件数は日本がダントツ首位で1万3324件に達し、米国(7986件)、中国大陸(4253件)がそれに続いた。4位の韓国(2388件)は年成長率が27%で、国(地域)トップ5の中で最高の成長率となった。専利の種類別にみると、特許と意匠は日本がトップで、実用新案は中国大陸が最多だった。
    三、内/外国出願人ともに商標登録出願件数が増加し、過去最高を記録
    商標については、商標登録出願件数9万5917件(区分件数12万3217件)に達し、年成長率は2%となった。主に内国出願人は7万3374件、外国人出願人は2万2543件で、それぞれ2%、3%成長している。
    国(地域)別の商標登録出願件数トップ5の中で、中国大陸が4929件で首位を獲得し、年成長率は8%であった。米国も6%成長して4032件となり、日本(3437件、前年比14%減)を抜いて2位に躍り出た。
    四、商標登録出願区分件数の最多区分は、内国出願人が第35類(企業経営)、外国出願人が第9類(コンピュータ)
    内国出願人による商標登録出願区分件数トップ5は、第35類(広告、企業経営等)が1万5034件で最も多く、年成長率も13%で最も高かった。法人としては統一企業(567件)が最も多く、全家便利商店(180件)、金車公司(147件)がそれに続いた。
外国出願人による商標登録出願区分件数トップ5については、第9類(コンピュータ及びIT製品等)が4502件と最も多かった。また第42類(科学的及び技術的サービス)は年成長率が20%で最も高かった。法人としては香港の兔女孩が(135件)で最も多く、中国大陸の小米科技(132件)、日本の資生堂(107件)がそれに続いた。
    五、専利と商標の審査はリーズナブルな平均最終処分時間を維持し、企業のタイムリーな業界戦略をサポート
    知的財産局が審査に全力を注ぎ、積極的に期限を管理することで、特許の平均最終処分時間は14ヵ月を維持し、商標についてはさらに6.2ヵ月にまで短縮して、2009年以来の最短となった。審査待ち案件数は5万件の水準を維持しているため、企業が早期に権利を取得して、タイムリーに業界における戦略を展開するのに役立っている。(2022年2月)