鴻海が「スタートアップ育成計画」を推進して、千件超の専利を無償提供
J220315Y1 | 2022年4月号(J272) 前のぺージに戻る    
    世界最大の電子製品製造受託企業(EMS)である鴻海科技集団(Hon Hai Technology Group (Foxconn))は2022年3月15日に「鴻海專利扶植新創計畫(鴻海の専利※に係るスタートアップ育成計画)」を発表した。鴻海は「有質、有量、有多用(質と量、そして有用性と多用性)」という専利戦略とシェアリング(共有)精神を堅持するため、1400件超に上る優れた専利をリストにまとめ、申請するスタートアップ企業に無償で実施を許諾すると同時に、無償の専利コンサルティングサービスを提供する。鴻海は自社が保有する専利と長年にわたる専利の管理ノウハウで、スタートアップ企業が経営初期に革新や研究開発を行うリスクと負担を軽減するとともに、創造力を十分に発揮して、専利のポートフォリオを整備できるように協力する。また鴻海はこの計画を通じて専利シェアリング制度を構築し、国内のスタートアップ企業の後ろ盾となり、より多くの価値を創造していけることを期待している。(訳注※:「専利」は特許、実用新案、意匠を含む。)
    上記スタートアップ育成計画の対象は、設立2年以内のスタートアップ企業であり、とくにその技術、製品、経営分野が鴻海の推進する革新技術や未来産業の新規事業に合致する者に対して優先的に提供される。申請して審査を通過すると、3年間にわたり無償で、非独占的実施許諾権が得られる。第一階段では、すでに1400件超の専利リストが発表されており、通信システム、タッチパネル、プロセス改善、ロボット、人工知能、ブロックチェーン、ウェアラブルデバイス、信号制御、モーター、機械設備と構造等の分野(の専利)が含まれている。関連の専利情報はいずれも鴻海の公式サイトで調べることができる。(2022年3月)