惠科の群創子会社に対する専利権侵害訴訟事件、中国の国家知識産権局が惠科の専利無効を審決
J190528Y1.J190527Y1 | 2019年6月号(J238) 回上一頁    
   群創光電股份有限公司(Innolux Corporation)はニュースリリースで、子会社である寧波群志光電有限公司(Ningbo Innolux Optoelectronics Ltd.、以下「寧波群志」)が2019年5月21日付けで中国の国家知識産権局1)から、重慶惠科金渝光電科技有限公司(Chongqing HKC Optoelectronics Technology Co., Ltd.、以下「惠科」)を共同専利権者とする2件の中国専利2)(ZL201611179077.5及びZL201720606454.2)をいずれも無効とする内容の無効宣言請求3)審決書を受け取ったと発表した。これにより、惠科が重慶市第五中級人民法院(裁判所)に対して寧波群志に侵害されたと主張していた5件4)の中国専利はすべて無効となった。
   惠科が重慶の裁判所に提起していた専利権侵害訴訟は権利を主張する基礎を失ったため、惠科は裁判所より訴えの取下げを命じられるか、訴えが棄却されることになる。該訴訟は群創光電に対して財務上又は経営上においていかなるリスク又は不利な影響ももた
董事長の洪進揚氏は、これは中台間の知的財産権及び専利の判決にとって重要なマイルストーンとなり、また国際企業による中国への投資奨励と知的財産保護の両方に役立つ最良の判決となったと述べた。(2019年5月)
【訳註】
1)国家知識産権局は日本の特許庁に相当。
2)中国語の「専利」には特許、実用新案、意匠が含まれる。
3)無効宣言請求は日本の無効審判請求に相当。
4)5件中1件が特許、4件が実用新案。