海外見本市に出展 知財法専門の弁護士が同行、特許紛争発生防止

J060414Y6 2006年5月号(J81)

今年のCeBIT(セビット)見本市で、台湾の出展企業が不運にも、また知的財産権侵害の疑いで展示品が押収されるアクシデントが起きた。これを受けて、経済部は、出展企業の権利が侵害されないように、いざというときに役立ててもらおうと展示会や見本市開催地現地の知的財産専門弁護士を招聘し、台湾対外貿易発展協会が率いる出展団体に法律相談サービスを提供する方針を示した。

 

 セビット国際情報通信技術見本市は39日から15日にかけてドイツのハノーバー・メッセで開催され、台湾の企業は去年に続いて775社が出展すると最も多く、展示面積は合計2万平方メートルに達する。各国からのIT企業が集まる世界最大のIT見本市に出展するのは、台湾の優れた製品・技術をアピールするためだったのに、今回のような事件が重なって起きると、企業の権利に止まらず、台湾のイメージダウンにもつながりかねない。これを背景に、対外貿易発展協会は、企業の販促活動や外国バイヤーとの商談に協力するほか、現地の知的財産権関連法規に精通する法律専門家による法律相談サービスも提供したいとしている。(2006.04
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