貿易法改正、ハイテク製品の中継運送は許可が必要

ＷＴＯへの加盟に合わせて、立法院（国会）本会議で貿易法の一部を改正する法案について採択が行われ、可決された。同法案にはハイテク製品の管理上の制限が新しく設けられた。

国際協定の履行及び法律の執行のために、国内を通過し、若しくは中継運送され、又は保税倉庫で蔵置した戦略性のあるハイテク製品は許可なしで台湾を経由して管制区域に再輸出することが禁止されることになった。

また、構成要件を明確にするために、戦略性のあるハイテク製品を輸出入する行為に関する罰則についても行政罰を追加するなどの修正が加えられた。この規定に違反した者に対して、二年以下の有期懲役、拘留又は新台湾ドル30万元以下の罰金を科し又はこれを併科するほか、経済部国貿局（国際貿易局）は一ヶ月以上一年以下の期間を決めて、輸出入を停止させ、又はその輸出入業の登記を取消すことができる。国内通過の規定に違反した戦略性のあるハイテク製品を税関が差し押さえることもできる。

自由時報：1999.12.1