電子商取引国家基準の制定

J000529Y7 2000年7月号(J13)

国内の公的機関や民営企業は相次いで電子商取引の推進に力を入れているにもかかわらず、オペレーティングシステムの不揃いやプログラム言語の相違で業者の動きがまとまらず、電子商取引の対外的競争力も削弱されかねない。

インターネットの急速な発展につれて、電子商取引の応用と影響力は既に商工業から家庭と個人へと着々とその勢力範囲を広げていき、電子商取引の発展はもはや先進諸国にとって重要な課題となっている。個人的金融取引サービスから企業間の取引まで、電子商取引に頼る傾向がますます強まっているという時代の流れに鑑みて、電子商取引の推進に役立つオペレーティングシステムの構築が台湾の国際競争力の向上に寄与するだろう、と標準検査局の関係者は話している。各機関が団結して電子商取引の推進に取り組むように、標準局はd積極的に電子商取引に関する国家基準の制定に取り掛かっている。

既に出来上がっている情報の暗号化・復号処理演算法など七項目の電子商取引に関する国家基準はいずれも情報交換の安全性を確保するのに役立つものである。このほか、電子商取引の発展に必要とされる環境の整備について、標準局は現段階で個人向けの電子商取引に関連する情報技術の安全性を評価する共同規範の体制作り、情報技術におけるベーシックなプログラム言語、システムとソフトウェアの完全な仕組み、ソフトのライフサイクルの順序、四項目の国家基準の設定を優先させている。

 

設定済みの電子商取引国家基準

         

         

実体鑑別体制

実体間又は信頼できる第三者との間における情報交換に必要なセキュリティーシステムを規律する

銀行及び関連金融サービスについての秘密鍵の管理

電子商取引の推進に合わせて、ネットワーク上の金融取引の安全性の確保

情報鑑別演算法

システムの相互連続――セキュリティーシステムのオープン化

各システムによるネットワーク上の情報交換の秘密性、正確性及び安全性に関する点検体制

署名のデジタル化に関する方案

電子商取引に必要なさまざまな情報のセキュリティーシステムに関する規範

情報の暗号化・復号処理演算法

ネットワークにおける情報伝達の安全協定

情報伝達の安全性の確保

情報源:経済部標準検査局

 

2000.5.29 経済日報より
TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor