音楽著作放送交渉 大手流通業者契約締結へ

売り場でのラジオ番組の公開放送は音楽著作者の許諾を得て利用料を支払う必要があるという認識は徐々に国内で定着してきている。今月の初め頃に百貨店小売商協会と著作権者連合総会との間に売場における音楽著作の利用に関する許諾契約が結ばれたのに続いて、国内最大手のコンビニチェーンストア、セブン-イレブン（7-11）を経営する統一グループも近いうちに音楽著作権仲介協会と売場でのラジオ番組の放送についての利用許諾契約を結ぶことになった。

今年10月、フランチャイズチェーンストア業者は音楽著作権仲介協会と売場での音楽著作の公開放送の許諾について交渉を行ったが、関連仲介団体が多く、利用料の要求もばらばらだから、結局団体レベルでの話し合いがまとまらなかった。7-11はコンビニ業界で牛耳を執るような地位にあるので、今回の契約締結は同業者の動きに影響すると見られている。