対外貿易協会、台湾を強調「CETRA」から「TAITRA」へ名前変更

台湾対外貿易発展協会（「外貿協会」と略称）は、新しい業務のニーズに応じて’04年から元「市場開発処」を「市場開拓発展」と「マーケッティング専門プロジェクト」の二つの部門に切り分けることを柱とする組織変革案を固めたほか、同協会の英語名称「CETRA（The China External Trade Development Council）」が中国関係機関と間違えられがちで、外国で開催の見本市や展示会に出展、或いは販促活動などを行う台湾企業にとって実に迷惑な話だから、これまで10年間使用してきた「CETRA」を「TAITRA（The Taiwan External Trade Development Council）」に変更することによって、正真正銘の台湾商品を前面に押し出す狙いである。

同協会は東京、ロンドン、ロサンゼルス、トロント、パリ、ミュンヘンなど世界各地で計34ヶ所に支部を設けており、これらの海外駐在機関の大半は「台湾貿易センター」という名前を掲げて運営しているが、対外的に使うパンフレットやPR情報にはやはり本部の「CETRA」という文字が使用されていたため、外国企業に混同誤認を引き起こしかねない。(2003.12)