在台外国人ホワイトカラーの就業、‘04年より労工委員会で審議一元化

　ハイテク産業が関心を示す外国人ホワイトカラーの台湾での就業について、’04年から審議の窓口を統合して行政院労工委員会（労働者委員会）が取り扱うことになる。企業がブルー-カラーをホワイトカラーと偽って採用するのを回避するため、同委員会は給与に制限を加えることによって本国人労働者の勤労権を確保する。また、ハイテク専門技術者を台湾へ招聘するため、行政院は居留期間、保険などの優遇措置を検討し、海外の優秀な人材誘致のインセンティブを充実させるよう指示した。

今まで台湾で働く外国人ホワイトカラーの資格審査等は、教師やスポーツマンといった職業の類別によってそれぞれの関連部会が担当する形をとってきたが、審議の窓口が分かれ、関連規定も20以上の法令に散在し、基準がまちまちだった。(2003.12)