特許薬品の「強制実施許諾」法案 実施検討中
J040131Y1 2004年2月号(J55)
鳥インフルエンザによる脅威に対策を講じるべく、台湾行政院経済部国際貿易局は2004年1月ごろの多部会会議において、「特許医薬品の他国における製造の強制実施許諾」に関する法案を討議し、台湾本国の製薬会社が比較的に安いコストで外資会社の特許医薬品とヴァクチンの製造を可能とさせるアプローチを考案する。
この着想は2003年8月WTO(世界貿易機関)が採択した決議を参考にしたもので、国民の生命安全に重大な危害を与える疫病に対して、外資製薬会社所有の特許薬品の価格が高すぎると評価される際、台湾国内の製薬会社の強制実施許諾権の授与を可能とさせるためのものだ。(2004.01)