MS Xboxの違法コピー、地裁「3683万元の損害賠償支払い命令」 著作権法違反事件で最高額

J051027Y3 2005年11月号(J75)

米マイクロソフト社のゲームソフト『Xbox』を違法コピーした海賊版を販売していた被告ABに対し、MS社が35000万元余りの損害賠償を求めた民事裁判で、台北地方裁判所は昨日、被告A3683万元の損害賠償金の支払いを命じる判決を言い渡した。著作権法違反事件の損害賠償金でこれまでの最高額となる。

本件に関連する刑事裁判において、台湾高等裁判所は著作権法及び商標法違反で被告Aに懲役14ヶ月、執行猶予5年の判決を下し、被告は上告せず、判決が確定している。一方、被告Bには懲役13ヶ月、Aと同様に執行猶予5年の判決が言い渡されたが、Bは不服を申立て、現在最高裁で審理中。

 MS社は、「『Xbox』は台湾で商標として登録されており、被告ABは商標法第63条により、小売価格の1500倍にあたる8600万元、そして著作権法違反でさらにソフトの種類ごと100万元の方法により算出された27100万元に加え、MS社の商業上の信用毀損で100万元、計35810万元の賠償金を支払わなければならない。」と主張。これに対し、裁判官は、「被告Aが経営するゲームソフト販売会社から271種類のゲームソフト、あわせて287枚が押収されている。一つの種類につき12枚の程度では、賠償金として小売価格の500倍に相当する2870万元が妥当である。また、著作権侵害の部分については、ソフトの種類ごとの数に応じて一つ3万元で計算すると、813万元になる。このほか、判決の主文及び謝罪広告をメディアに掲載する。」とした。(2005.10
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