adidas商標、台湾ブランド「JUMP」に類似 取消しへ

J051117Y2 2005年12月号(J76)

スポーツ用品で世界的に有名なアディダス(adidas)と台湾のスポーツブランド「JUMP」とどちらの商標が生き残れるか、最高行政裁判所で勝負することになりそうだ。両商標はいずれも3本の斜線の下方に英文字adidas JUMPという構成からなり、余りに類似するために、知的財産局は後願のadidasの商標登録を取り消すことにした。アディダスはこれをすんなりと受け入れられず、高等行政裁判所に審決の取消しを求めた。裁判所は、混同を生じやすいとして、アディダスに敗訴判決を言い渡した。

細かに見てみると、アディダスとJUMPの商標はいずれも右から左へと長さが少しずつ減っていく3本の斜線が引かれていて、向きが違うが、外観において非常に類似するし、両方ともスニーカーを主力商品に販売している。1989年に商標登録されたJUMPからアディダスの登録商標に関する無効審判請求があったため、JUMPの商標登録から9年後の1998年に登録されたアディダスの商標は取り消されることになった。(2005.11
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