模倣品への強力な取締り 違法コピー率40%以下の目標達成はメド立たず

J051116Y6 2005年12月号(J76)

警政署(日本の警察庁に相当)はインターネット、ショッピングモール、夜市(ナイトマーケット)などでの模倣品・海賊版販売を有効に抑止し、製造工場や倉庫の捜索を行い、陸運、港運、航空貨物便を利用した密輸を取り締まるために、三日間連続で「緝仿八号」と名づけた行動計画を実施した。その結果、著作権侵害事件124件を摘発、金額にしておよそ新台湾ドル2億元余りの海賊版音楽CD・映画・ゲームソフトをあわせて15,000枚余を押収した。今回の行動で大きな成果を収めたが、その分だけ海賊版・模倣品が依然大量に市場に出回っており、掃蕩作戦は一時的な効果に終わってしまうとの問題点があらためて浮き彫りになった。

 知的財産権に対する国民の認識が薄弱であり、知らないうちに悪徳業者の犯行に加わった人もいるだろう。最近インターネットを通じた海賊版・模倣品販売が盛んになり、「匿名できる」、「追跡が困難」、「ボーダレス化」等の特性から、不法業者の隠れ家を突き止めることがいっそう難しさを増している。同署経済チームの概算では、次から次へという強力な取締りとは裏腹に、違法コピー率が引き続き40%の水準に止まっている。(2005.11
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