｢禁倣小組｣ついに撤廃　03年発足の知財保護警察隊が役目引き継ぐ

　知的財産権保護警察隊が03年に発足して以来、海賊版・模倣品の取締り活動で見事に成果をあげている。そんななかで、模倣品対策に大きな機能を果した経済部「査禁模倣商品小組」（模倣品対策班）は輝かしい功績を残し、06年1月1日の設置要点適用停止に伴い、25年近くの歴史の幕を閉じた。

　同チームは1981年3月13日に発足し、模倣品に関する通報を受け付けるほか、知的財産権に対する保護政策を具体化するため、模倣品対策や執行計画の策定・推進にあたり、舵取り役として検察・警察等諸関連機関による捜査・取締活動を仕切ってきた。

　03年1月1日に知的財産権保護警察大隊（通称、保智大隊）が設置され、翌年11月1日に法制化されたことにより、台湾における知的財産権保護、そして模倣品問題への取り組みは新しい節目に向かって歩き出した。保智大隊は査禁チームの役目を引き継ぎ、今後も引き続き模倣品と戦っていく。（2006.01）