知財権侵害は前年比で17.45%増加 今年上半期警政署まとめ

J050731Y6 2005年8月号(J72)

官民協力による海賊版・模倣品撲滅キャンペーンなどで一時減少傾向を見せた知的財産権侵害事件は最近になってまた復活の気配が見られている。警政署(日本の警察庁に相当)のまとめによると、今年上半期に警察当局が摘発した知的財産権侵害事件は2268件、前年同期の1931件に比べて17.45%増加したことがわかった。

 

権利別にみると、商標法違反は最も多い1150件で、金額にして40.5億台湾元に達する。件数と金額は対前年同期比それぞれ289件、16.46億元の増加となっている。次いで、著作権法違反は1118件で、7.87億元。件数は前の年に比べて48件増えたものの、金額は逆に24.26億元減った。

 

さらに侵害された権利を国別にみると、台湾本国の知財権に関係ある事件が最も多い1440件で、全体の63.49%を占めている。次は日本の114件、アメリカの102件。内訳をみれば、日本の114件のうち、海賊版ゲームソフトの著作権侵害事件が比較的多い(64件、56.14%)のに対して、アメリカは衣類、アクセサリー、スニーカーなどといった商標権侵害が一番多い(56件、54.9%)。(2005.07

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