米特許登録数、南亜科技 年間伸び率トップ

J050520X1 2005年6月号(J70)

 特許関連の情報サービスを手掛ける米IFI Claims Patent Serviceの調べで、去年、米で50件以上の特許を取得したハイテク企業のなかで、特許数の年間伸び率トップテンに台湾の、DRAMメーカー「南亜科技」、PC向けチップセットの開発設計大手「威盛」(VIA)、世界第三位の液晶パネルメーカー「友達光電」(AUO)三社がランクインしたことがわかった。

 

南亜科技は去年、100件の米特許を取得しており、特許数そのものはそれほど多くはないものの、前年比284%の大幅増で伸び率トップを獲得し、特許登録数ランキングでは2003年の第700位から2004年の第167位に躍進した。ついでVIA社が取得した米特許数は116件、年間伸び率123%でランキングで第349位から第146位へ、AUO社は79件の特許で伸び率98%、第483位から第220位へといずれも飛躍的な成長ぶりを見せている。

 

CMP Media 社が発行するエレクトロニクス技術情報紙EE TimesElectronic Engineering Times)によれば、台湾メーカーで上記三社のほか、世界最大手ファウンダリのTSMC、鴻海(HON-HAI)精密工業、財団法人工業技術研究院は常に米特許登録数ランキング上位百社に顔を連ねている。こうした実績の背景には、台湾のハイテク企業で特許の価値が重要視されるようになったことや、競争の激しい国際市場で特許が中心的な役割を果たしている、という認識がある。(2005.05

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