特許侵害深刻化、中国自転車部品メーカーに台湾メーカーが宣戦布告

J050510X1 2005年6月号(J70)

先日、中国上海で開催されていた第15回中国国際電動自転車展覧会で、台湾自転車業界の主力メーカー数社が所有する特許技術や商品の外観が無断で使用されたりコピーされたりする知的財産権の被害の広がりや事態の深刻さが浮き彫りになった。

 

台湾電動自転車最大手の「中広」社は、「同展覧会で中国の電動自転車モータメーカーの九割以上が同社所有の特許権を侵害する疑いがある。会場で写真をとってあとのことは弁護士に依頼している。相手に同社生産モータの本体に組み込まれるパーツの仕入れを求める。相手が応じない場合は、損害賠償請求の訴えを起こす。」と強調している。世界最大手のハブメーカー、久裕興業によれば、「中国メーカーによる違法コピーの問題が今まで以上に深刻になっている。国際的な自転車展の場で赤裸々に公開するなんて、まったく法律を眼中に置いていない。違法コピーされたことに気づいたヨーロッパのメーカーは急いでカメラをもって中国ブースに駆けつけて写真を撮ったり、見せしめに直ちにコピー商品を回収するよう主催者に求めた」という。(2005.05

TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor