ネット悪用の知財権侵害 摘発対象にP2P、FTPのユーザーをマーク

J050203Y6 2005年3月号(J67)

BSA(ビジネスソフトウェアアライアンス)の発表によると、台湾における海賊版ソフトの使用率は逐年減少している傾向にあるものの、インターネットを通じてのソフトの不法ダウンロードが増加している。昨年の第三四半期まで台湾におけるネット上のソフトの違法コピーは2003年に比べて230%の増加となり、そのうち、ピアツーピア(P2P)によるファイル交換等著作権侵害はなんと770%の大幅増という驚異的な数字を記録している。

 

ネット上ではびこる違法コピー等知財権侵害行為に対する実効性のある抑止策として、知的財産局は三年を一区切りとする「ネット上の権利侵害防止強化に関する実施方案」の策定に取り掛かっている。ネット悪用の知財権侵害への全面的な取締、宣伝・啓発活動、必要な規制を行うほか、知的財産権保護警察隊とコンパクトディスク合同取締チームから「インターネットにおける権利侵害合同取締専門プロジェクトチーム」のメンバーを選び、ネット上の権利侵害事件の摘発に当たる。

 

今は、ピアツーピアソフトやエフティーピー(FTP)によるファイルの交換或いは転送、電子メールやインターネットによる通信販売、シリアルナンバーが解読されたファイルの提供などがネット上の違法コピー問題をいっそう深刻化させている。BSAと警察当局によれば、今後の取締活動の重点対象となるのはにせ物密造・密売のアジトと営利目的での違法コピー者。そして一般のユーザーに対してはモラル面からの勧告実施が中心。(2005.02

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