文化情報関連産業　「著名商標」選実施結果発表

知的財産局は「文化創意産業」（文化創造産業、アイディア産業）の「著名商標」選の実施結果に基づいて、入選した企業の名簿を作成した。文化創意産業には、視覚芸術産業、音楽と実演芸術産業、文化展示・演出施設産業、工芸産業、映画産業、テレビ放送産業、出版産業、広告産業、設計産業、デジタルエンターテイメント産業、ファッション産業、生活創造産業が属し、合せて７５の商標が著名商標に認定された。

台湾国内で初めて行われた文化創意産業の「著名商標」選は、商標の重要性に対する認識を深め、文化・知恵を蓄積し生かしていくことによって企業の価値創出につなげることが狙いである。

出版産業に属する「聯合新聞」系列の「聯合知識庫」（オンラインデータベース）は、聯合新聞に記載されていた報道記事等を再整理してデジタル化し、経営のイノベーションを起こした。コンテンツやニュース報道の有料検索サービスをインターネットで提供していることで、今や人々が新聞文化を手軽に利用できるルートとなっている「聯合知識庫」は、まさに「創意工夫や文化の蓄積により、知的財産の形成・運用を通して富と雇用機会をつくり出す潜在力を有し、並びに全体的な生活環境の向上を促進する業種」を定義に掲げた文化創造産業そのものの代表例である。オンラインデータベースで著名商標と認定されたのは今のところ、「聯合知識庫」のみである。（2005.01）