知的財産裁判所、技術審査官起用 審判効率向上図る 高裁レベル 刑事事件は管轄外

J041226Y6 2005年1月号(J65)

台湾司法院は、鳴り物入りで台湾初めての専門裁判所の「開業準備」を進めている。其の名は、「知的財産法院」という。

 

登場間近の知的財産法院には韓国特許法院のモデルに照らして、裁判官のブレーントラストとして「技術審査官」が起用される。技術審査官は専門的所見を提供し、鑑定にあたるほか、法廷に出て原告や被告を訊問することもできる。彼らの助言は必ずしも裁判官に受け入れられるとは限らないが、裁判所に「技術審査官」が配置されるということは、外部に協力を求めずに済むから、裁判の効率向上が図れる大きなメリットになる。

 

「知的財産法院」は裁判官と技術審査官をそれぞれ十数名置き、高等裁判所同様のレベルに設定され、第一審の裁判所として刑事事件以外の知的財産権関連訴訟を専門的に扱う。同専門裁判所の判決に不服があった場合には、直接最高法院(最高裁判所)に控訴することになる。(2004.12

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