名画贋作詐欺事件、米連邦検事が台北地裁で被害者から事情聴取 台米間司法互助協定締結以来初めて

J040423Y5・J040423Z5 2004年5月号(J57)

 米捜査当局が、数年前に起きた世界中の名画愛好家を驚かした名画贋作詐欺事件に関わっていたとされるアメリカ国籍の容疑者を三年がかりで追跡したところ、先月に主犯とみられる容疑者を逮捕しており、調べで数名の被害者が台湾の画商やコレクターであることが判明したことから、証拠収集のため台湾にやってきた米連邦検事が台米間司法互助協定に基づき、台北地方裁判所の法廷等設備を借用して二名の被害者に対して事情聴取を行った。米検事がわが国裁判所で事件の取調べをしたのは今回がはじめてであり、司法協力による両国間の実質的な関係強化のうえで重要な意義があるだけに、各界から注目されている。

 

 台米間司法互助協定により、米司法機関は台湾司法当局の協力のもと、証言や証拠物の確保はもちろん、捜査や差押えを行ったりすることもできる。(2004.04)

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