「デジタルコンテンツ産業発展条例」　経済部で策定中

コンテンツ産業の発展のため、経済部は韓国、日本の立法例を手本に、人材誘致や銀行融資、特許権保護といった優遇措置を盛り込んだ特別法の「デジタルコンテンツ産業発展条例」を制定する方針を固めた。法案が成立すれば、一産業の発展のために制定された法令としてはこれが初めてとなる。

　経済部の関係者によると、台湾におけるデジタルコンテンツ産業は、ネットワークサービス、アニメコンテンツ、ゲームコンテンツ、ｅラーニング（学習コンテンツ）、電子商取引、ソフト･コンテンツ、デジタル出版、音楽・映像コンテンツに分けられ、今や年商約1800億元の産業に発展している。ところが、その大半はデジタルコンテンツのアプリケーションが占めており、真のコアとなるコンテンツの生産高は100億元余りにとどまり、韓国のそれの半分にも及ばないという。（2004.05）