台湾製DVD-R、ヨーロッパで押収 PHILIPSとの特許料争い収まらず

J040629X1 2004年7月号(J59)

 フィリップスによる米ITCへの台湾光ディス輸入・販売差止め請求は受け入れられずじまいだったが、その本拠地のヨーロッパではなお対決姿勢を前面に出している。このため、ある台湾メーカーの対欧輸出DVD-Rは税関で門前払いを食わされ、そのうえ注文を他社に取られてしまう羽目になった。

 

ヨーロッパの大手小売業者、E-NETによると、仕入先の台湾メーカーから出荷された光ディスクがフィリップスの申立てによって税関で押収されたことで、ばく大な損失を受けており、取引代金の返還や損害賠償の請求など法的手段をとるかどうか検討しているという。E-NET一社だけでもコンテナ11個分、計860万枚のDVD-Rが押収されていて、ほかの小売商もこれと似た目にあって困りきっているらしい。(2004.06

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