TECO液晶TV、SHARP所有特許侵害の疑い　東京税関で輸入禁止

　台湾大手家電メーカー、東元電機（TECO）の対日輸出20型液晶テレビは、友達光電（AUO）製造の液晶パネルを使用したことで、今月7日、SHARPから特許権侵害として東京地方裁判所に対し東元の日本法人である三協会社による係争テレビ販売を差し止める仮処分申立て、そして8日、さらに東京税関に対して輸入差止めの申立てがなされたことが明らかになった。東京税関においても申立てを受理したと認めている。

東元と三協二社は25日、次の共同声明を発表した。「8日から自主的に輸入を停止する。AUO社では係争テレビが特許権侵害に関わっていないと考えている。SHARPによる東京地裁への仮処分申立てについては、AUO社と協力して厳粛に対処します。」

　12日、東元テレビを販売するイオンがSHARPとの間に、権利侵害の疑いのある東元製品は売り場から撤収するという協議が成立したと伝えられている。（2004.06）