世界最大ライセンシングショーへ出展 芸術作品商品化 海外市場開拓に産官学が連携

J040610X3 2004年7月号(J59)

 ニューヨークで開催中の「Licensing International Show 2004」に台湾からの「Artkey(芸奇芸術授権文化)」社は初めて海外のショーに出展し、使用許諾を受けた芸術家の名作が描かれた各種陶器・磁器や絵画などが展示され、来場者の目を引きつけた。

 

 ライセンス業界における世界最大のビジネスショーとしてライセンシングビジネスを目的に毎年2万人を超える来場者が募るこの業界最大のステージは今年で24回目の開催となる。Artkey社は「台湾イメージ館」をテーマに、故宮博物院所蔵の数万件にのぼる国宝や名家の作品を、台湾の芸術ブランドと多様なシチュエーションに対応したプレゼンテーションによって、知的財産取引の世界市場に売り出そうとした。芸術ライセンシングビジネスとは、芸術家から使用許諾を受けたうえ、その作品を商品化することによって付加価値を創り出すことである。例えば、作品の図案をもとに陶器、時計、寝具、マウスパット、携帯電話のカバーにデザインを施すことで消費者が芸術を気軽にうちへ持ち帰ることができる。

 

今回の出展は、故宮博物院、デジタルラーニング国家級科学技術プロジェクト、デジタルコレクション国家型科学技術プロジェクトをはじめ、ヒューレットパッカード社等民間企業の後援のもと、実現されたが故に、ライセンシングビジネスの海外市場展開に文化産業分野における産官学が力を合わせて、初めて台湾を國際ライセンシング産業のステージへ押し上げる形になったというわけである。(2004.06

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