金融監督管理委員会、7月1日に発足 金融改革への第一歩

J040628Y8 2004年7月号(J59)

 わが国金融監理体制に重大な変革をもたらすとみられる、金融監督管理委員会は71日から発足する。これまでの金融監理は一つの中心体のもとに統一して行われるのでなく、財政部、中央銀行、中央預金保険会社等がそれぞれ業務の一部を分担し、ばらばらの状態が続いた。そこで、金融監理業務の一元化を図り、金融監理の効率を向上させるため、国民党政権の時代から、独立した金融監理機関を設置する計画が進められていた。これが、去年723日に「行政院金融監督管理委員会組織法」が公布され、ようやくまとまった形になった。

 

 同法に基づき、金融市場及び金融サービス業の発展、監督、管理及び検査業務は同委員会が主管することになるが、外国為替、貨幣に対する「専門プロジェクトによる検査権」は中央銀行にあり、そして中央預金保険会社は、預金保険に加入している金融機関に問題が発生した場合、「特別調査権」を行使することができる。上場企業・店頭企業及び証券会社への検査は台湾証券取引所が担当する。(2004.06

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