台湾製模倣品、米税関押収金額6万ドルに大幅減

　2004会計年度上半期に米税関で押収された台湾輸出模倣品の総額は2002年度、2003年度同期の254万ドル、32万ドルを大幅に下回って6万ドルとなり、今度も模倣品輸出国別ランキング上位十カ国のブラックリストにランクインせずに済んだ。

米国土安全保障省の税関･国境警備局及び移民関税執行局による対米輸入模倣品押収統計によると、2004会計年度上半期（2003年10月1日から2004年3月31日まで）に台湾からの模倣品が米税関で押収された件数はわずか27件で、金額も6万ドルに減った。押収された物品の多くは米企業が強く関心を示している光ディスク製品でないことから、知的財産権保護のための海賊行為への取締活動や水際措置が持続的に効果をあげている証拠だといえよう。（2004.06）