違法コピー率、2003年　台湾は世界第25位

　ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA、Business Software Alliance)が8日に発表した、ソフトウェアの違法コピーに関する調査報告によると、2003年の台湾における違法コピーの損害額は1億3900万ドル、使用されているすべてのビジネスアプリケーションソフトに対する違法コピーの割合、いわゆる違法コピー率は43パーセントである。2002年のそれと変わらないが、それでも2001年と比べると10%の減少となっている。ブロードバンドの普及につれて、インターネットは海賊版を生み出す温床のような存在になりつつある現状について、ないがしろにしてはならない重要な課題であることを、BSAは指摘している。

世界の違法コピー率は36パーセントで、世界各国のソフト業界が海賊版によって受けた損害額は209億ドルに達すると見られている。ちなみに、アジア太平洋地域における違法コピー率は平均して53%パーセント。台湾の違法コピー率は年々改善されており、国別に見ると世界で第25位、アジア太平洋地域では日本、ニュージーランド、オーストラリアに次いでの第四位にランクされている。（2004.07）