ナノテクマーク　今月いっぱい発表　年内に生活用品について登録受付開始

　

経済部が制度化を図ろうとしているナノテクマークは今月いっぱい確定することで、一定の要件を満たし、かつ認証を受けたナノテク応用製品に、公的に認定される機関である「台湾ナノテク産業発展協会」からナノテクマーク使用の権限が与えられ、これが世界でも初めてのことという。年内にナノテク応用生活用品を対象に登録の受け付けを開始する予定だが、最初の段階は、登録対象の数が限定される。

 

　経済部工業局によれば、消費者の権益を保護し、消費者に混同誤認を生じさせないことを避け、並びに優良な業者による安定した経営が長続きするよう奨励することによって、ナノテク業界の國際競争力を強化するため、国内で既に認証制度化された環境保護や省エネルギー、優良食品認証標章の「CAS」マーク及び優良薬品の「GMP」マークなどを参考に、ナノテクマークに係る出願・審査制度、査定システムを確立させていくのが目的である。

 

ナノテクマークの普及促進及びナノテク応用製品認証制度化の促進には工業研究院測量センターがあたっており、そしてナノテクマーク（使用権限）の付与又は認証取消、ナノテク応用製品の認証について国内外関係機関との交流促進には政府機関、学術研究機関その他関連機関の代表からなるナノテク製品認証委員会があたる。このほか、政府機関及び学術研究機関の代表からなるナノテク製品技術委員会は認証製品の類別、項目、品名及び規格、特性、検査等に関する基準を策定し、認証申請をする業者の技術情報を審査し、認可にすべきかどうか意見を提供する役目を担う。（2004.07）