特許取得数、ここ10年間 5割の大幅増

J041021Y1・J041019Y1 2004年11月号(J63)

 経済部知的財産局がついこの間発表した特許分析データによると、ここ十年間の台湾における特許出願件数を全体的に見て、プラス成長の傾向が強く、1994年の42,412件から2003年の65,742件とおよそ5割増だったことが明らかになった。近年は特に発明にかかる特許出願の著しい成長ぶりが目立っていて、実用新案は発明特許ほどの成長ぶりではないが、出願件数が年々低下している意匠のほうよりはまだましだ。2003年の台湾本国人による出願状況をみてみると、実用新案出願が断然と多く、その次は特許、意匠。逆に外国人による出願の件数は特許、意匠、実用新案の順となっている。

 

台湾法人による出願案件を年間別に集計した結果を見れば、1999年から2003年までの増え幅が大きいのに対し、2000年と2002年の特許出願件数が比較的少なく、そして2001年と2003年は上昇の傾向を示している。最近五年間の企業及び研究機関の出願件数もプラス成長のケースが多く見られ、全体的に言えば、トップ10はすべて半導体・電子・デジタル産業が獲得しているものの、オプト-エレクトロニクス分野に関する特許出願件数も多くなっている。

 

一方、登録件数のほうをみてみると、ここ十年間の特許登録件数も出願件数に正比例して1994年の19,032件から2003年の53,034件と二倍以上に成長している。本国人による実用新案登録出願の登録件数が最も多いが、ここ数年その数を追い越す勢いを示している特許登録件数に比べると、成長率は緩やかな傾向になっている。外国人の登録状況は相変わらず特許が主力。(2004.10

 

1999~2003年の台湾法人の特許登録ランキング トップファイブ

     年度

順位

1999

2000

2001

2002

2003

1

UMC

TSMC

UMC

TSMC

Hon Hai

精密機器

2

TSMC

TSMC

TSMC

Hon Hai

工業研究院

3

工業研究院

Hon Hai

Hon Hai

 

UMC

TSMC

4

Hon Hai

工業研究院

工業研究院

工業研究院

UMAX DATA SYSTEMS

5

国家科学

委員会

Inventec

Vanguard International Semiconductor

Macronix

Macronix

(情報源:知的財産局)

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