輸出入手続ペーパーレス化 来年をめどに実施 10億元かけて貿易の便利化と迅速化図る

J041012Y8 2004年11月号(J63)

行政当局が10億台湾元を注ぎ込んで電子化するプラットフォーム「便利・迅速貿易ネットワーク(便捷貿e網)」の構築がほぼ完了し、来年の11日から本格的にオンラインを開始する予定。通関申告、許可審査、検査、検疫等に関して書類の送りつけなど手続き上のやりとりは、そのネットワーク経由ですることができるようになる。インターネットに接続するだけで輸出入の申告等手続が行えるというのを境に台湾貿易のペーパーレス化がスタートし、新しい時代がもうすぐそこまで来ているのである。

 

國際貿易局によれば、来年「便捷貿e網」本格運営開始後、この一元化した窓口を通じれば、これまでの輸出入手続に要した時間が半分以上カットされ、輸出入業務の取扱いは全国で年間約20億元のコストダウンが図れると予測されている。

 

「貿易の便利化・迅速化」プロジェクトは行政院の「2008年に挑戦!」計画中の「企業運営本部計画」の重要な一環として位置付けられている。許可審査業務の統合が完了した経済部國際貿易局、標準検験局及び農業委員会動植物防疫検疫局三機関が先立って来年の1月から新システムの運用を始めると、輸出入許可申請件数の85%は「便捷貿e網」を通して手続をすることができる。そして処理し切れない残りの15%は少し遅れての2006年にオンライン化する見通しである。(2004.10

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