台湾初の医療紛争仲裁人 医師、歯科医、大学教授37名が訓練終了

J041019Y9 2004年11月号(J63)

あわせて37名の医師、歯科医、大学教授らが中華民国(台湾)仲裁協会の訓練を終えて、台湾初の「医療仲裁人」になった。万が一、お医者さんとの間に医療紛争がおきた場合、訴訟提起はもとより、県市医事審議委員会、医師公会(医師会)、郷鎮(市町村)調停委員会に調停を求め、或いは中華民国仲裁協会を通して仲裁に付する方法もある。

 

仲裁協会より提供された医療仲裁人名簿から、患者さん或いはその家族は仲裁人を一名選ぶことができる。医療紛争当事者であるお医者さんも仲裁に同意すれば、同じように名簿から仲裁人を一名選ぶことができる。当事者双方に選ばれた医療仲裁人は、共同して主任仲裁人を一名選出する仕組みで、三名の仲裁人がその専門的な所見をもって6ヶ月以内に仲裁の判断をする。

 

双方当事者が一旦仲裁に同意し、その旨を書面に記載した場合、仲裁の結果を遵守しなければならない。仲裁の結果は裁判所の確定した民事判決と同等の効力をもち、当事者による裁判所への更なる訴訟提起が認められない。(2004.10

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