民事訴訟法、286か条にわたる大幅な改正

J030115Y9 2003年3月号(J44)

 「民事訴訟法の一部を改正する案」は昨日の立法院本会議で可決され、成立した。1968年の大幅な改正以来、最も広範囲な改正となり、法制史上の重大な変革といえる。

 

 「第三審上告許可制」、第一審における「第三者取消訴訟」に関する手続きの新設、公害訴訟への「団体訴訟」導入のための法的根拠、司法資源の無駄遣いを防ぐための「濫訴に対する罰則」及び「飛躍上告制」の新設、「厳格な続審制」の導入により当事者が第二審入り後に新たな攻防戦を展開することを禁止し、現行制度上当事者と弁護士が第一審より第二審を重要視するという弊害を正すなどが法案の骨子を構成する。

 

 このほか、当事者の訴訟をする権利や利益を確保する見地から、裁判費の逓減徴収、停止訴訟、和解制の新設などはいずれも今の社会の実情に即応した改革である。
TIPLO ECARD Fireshot Video TIPLO Brochure_Japanese TIPLO News Channel TIPLO TOUR 7th FIoor TIPLO TOUR 15th FIoor