アジア初の刑事情報データベース運用開始

　刑事警察局情報室が長年にわたってシステム構築を企画した「刑案知識庫」（これまでに発生した刑事事件の資料を収録したデータベース）はアジア各国に先立って、昨日に本格運用を開始した。司法院、法務部、警政署等刑事司法機関から刑事事件の判決、起訴、移送等、及び前科犯の写真、手配、暴力団、出入国記録、車の登録に関するデータを五億項目以上も収録したこのシステムを通して、今まで各自の事件処理で積んできた実務経験やリソースをシェアすることができるようになり、また容疑者の割り出しや組織的犯罪構造の解明にも大いに役立ち、犯罪捜査を支援する有力な兵器となることを期待されている。