BSA報告、海賊版一割の減少がIT生産高の六割増につながる

J030416Y3 2003年5月号(J46)

 ソフトウェア業界団体BSA(ビジネス・ソフトウェア・アライアンス)は昨日、「海賊版ソフトの抑制は世界経済に好影響をもたらす」とする調査報告を発表した。調査は米IDC社(International Data CorporationIT業界における市場調査及びコンサルティング会社)に委託して実施したもの。それによると、台湾は海賊版の率を10ポイント削減すれば、IT産業の生産高は2006年には現在の50億ドルより31億ドル増の81億ドルに達すると予測されている。この調査ではまた、4年間をかけてソフトの違法コピー率を2001年の40%から10ポイント減らせば、世界で150万の雇用機会の創出 につながり、640億ドルの税収がもたらされ、世界経済全体に4000億ドルの成長が見込まれると推計した。

 

 台湾の違法コピー率はアジア太平洋地域で七位、比率が最も高かったベトナム(94%)、次いで中国の92%よりはるかに少ないものの、53%とはなお高い水準にあるといわざるを得ない。

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