旭硝子、ガラス基板製造窯を台湾へ 海外設置が初めて

J030620Z5 2003年7月号(J48)

日系企業旭硝子ファインテクノ台湾社は19日、台湾にガラス基板製造窯、日本関西地方に大型ガラス基板対応の研磨ラインを新設することを台湾と日本で一斉発表した。TFT-LCD用ガラス基板製造窯を海外に設置するのは同社として今回が初めてだという。来年の9月をめどに稼動の予定。設備投資額計180億円のうち、約130億円の資金が台湾での新窯設置に注がれる。関西工場の研磨ラインと台湾の製造窯がそれぞれ量産開始した後、旭硝子グループのTFT-LCD用ガラス基板の世界市場シェアは35%に上昇する見込みである。

 

現在、ガラス基板は米コーニング社(Coring Incorporated)が50%で世界市場の半分を占めている。新窯稼動後、同グループの台湾市場シェアは45%へ、世界市場は2005年には40%達成或いは40%をやや上回る程度までいけると予想されている。旭硝子は、本事業の「グローバルナンバーワン」を目指し、今回の製造能力増強計画に踏み切った。

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