台湾当局の海賊版摘発を米商会が高く評価

　刑事警察局偵九隊は近頃、オンラインで販売していた児童向け教材の海賊版ソフトの摘発が大きな成果をあげていることから、権利者の保護に尽力した台湾の警察当局に感謝するため、著作権者たる米企業が主催する「お礼をいう」パーティーはハイヤット（Hyatt）ホテルで開催された。パーティーに出席した台北米商会代表者リチャード氏（Richard Vuylsteke）は挨拶で警察当局の海賊行為取締活動を評価し、これに対して台湾内政部長の余政憲氏は、政府としては引き続き取締りを行い、海賊版を一掃する決心をアピールした。 

　リチャード氏は台湾政府の海賊版摘発への取り組みに感謝しつつも、海賊版との戦いはまだ終わらないと釘を刺し、トップレベルの知識集約産業の中心地を目指すならば、政府と国民が一丸となって知的財産権を保護し、法に反して権利侵害に関与した犯罪者を適切に裁くよりほかにはないとした。