IFPI、台湾音楽ファイル交換サイトを提訴　警察が捜査展開

國際レコード産業連盟（IFPI）はこのほど、オンラインで音楽ファイル交換サービスを有料で提供するサイトKuro、Ezpeerを相手取って提訴したことが明らかになり、本件の捜査にあたっている警政署（日本の警察庁に相当）保安警察第二本隊の「知的財産権保護警察大隊」は現在、検察側に協力して調査を進めているところという。

IFPIの李瑞斌事務長は、「著作権物利用の許諾についてレコード会社と交渉中とはいえ、ファイル交換過程でダウンロードされる回数を計算できるなどといった有効な管理体制がしかれていないのでは、交渉が難航するだろう。KuroやEzpeer等交換サービス運営サイトにサービス利用料を支払ったからといって、レコード会社から許諾を得たと思われては困る。Kuroは未だにレコード会社から音楽著作物の利用許諾を得ていないため、音楽ファイルの許諾なき交換は著作権法により著作権者が享有する複製権や公開伝達権を侵害することになる。身をもって公然と法律を犯そうとすべきではない」とサイト加入者に注意を呼び掛けている。