台日アニメTV共同制作、デジタルコンテンツが海外市場進出

J030827X5 2003年9月号(J50)

経済部が後押しするなかで、台湾のアニメーション制作会社「TVBean(電視豆)」は、TVアニメの共同制作について、日本のフジテレビグループ傘下の富士クリエイティブコーポレーションや『銀河鉄道物語』など数々有名な作品を手掛けるプラネット(PLANET INC.& Partnership)社との間に進められてきた交渉が好調にまとまって、業務提携契約調印の運びとなり、昨日に共同記者会見が開かれた。TVBeanは今年の東京國際アニメフェアに出展した際にアニメーションシリーズ「魔豆伝奇」で注目され、今回の台日合作のきっかけになった。「魔豆伝奇」は制作費8億円で二部に分けた各26話のテレビ番組に制作され、来年10月の放送予定である。国内のアニメ制作会社が国際市場への進出に成功したことは今回が初めてということで、日本での放映を足がかりに台湾のデジタルコンテンツの海外展開が始まろうとしている。

 

TVBeanの代表取締役、張水江氏によると、共同制作プロジェクトの予算は日本側と台湾側の資金がそれぞれ七割、三割を占める話だが、韓国のサムスン社も資金投入の形でプロジェクトへの参加に興味を示しているという。このほか、台湾のデジタルアニメーションコンテンツ産業の将来性を見込んで、台湾の建華金融持ち株会社が中心となり、日本のアイティーエム証券(株)と共に新台湾ドル40億元の資金を集めて「動画信託事業投資計画」を推進し、アニメシネマの証券化も含めて台湾と日本でのアニメ制作に投資を行う方針が伝えられている。 

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