任天堂ゲームコピー商品 輸入業者に1兆元の損害賠償請求

J031107X1・J031107X2 2003年12月号(J53)

台湾台南県調査ステーション(調査局に所属し各地に設置している)は昨日、任天堂のテレビゲーム機やカシオの電卓の模造品、香水、ベルトなど数々のブランドのニセモノを中国から輸入し、それを露天商に売り渡した疑いで、おもちゃやギフトの卸売りを営む張建泰氏を検挙し、同氏の倉庫から発見された市場価格で約500万新台湾ドルにのぼるコピー商品を押収した。任天堂は同社所有の商標権及び著作権を侵害したとして、同氏に対して11000億元余りというばく大な金額の民事損害賠償を求める考えであることも明らかになった。

 

目下、調査当局は著作権法及び商標法違反でさらに範囲を広げて、引き続き北部で捜査を進めている。検察・調査機関の捜査で、今回の事件と同じく中国からコピー商品を輸入し台湾で売りさばくというパターンでやっている卸商は他にもいることが分かった。ここ数年、台湾当局は取締り態勢を強化しており、そのうえ人件費が高いため、コピー商品の製造拠点はほとんど中国へシフトした。現在では、中国に発注してから輸入するのが一般的だという。中国浙江省にある義烏市場はすでにコピー商品の集散地として名を知られている。(2003.11)

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