台湾初、合法的な音楽配信サイト「iMusic」が誕生

J031111X3 2003年12月号(J53)

オンライン音楽配信サイトとレコード会社が戦火を交えるなか、台湾大手エンターテインメント企業の「年代グループ」傘下の「艾比茲娯楽科技(Ibiz Entertainment Technology Co.)」は、台湾で初めて楽曲の権利者であるレコード会社から音楽著作物の利用許諾を受けているという音楽配信サイト(iMUSIC.com.tw)を昨日スタートさせた。年内に、50万曲に達する楽曲の配信サービスを始めるという予定。肝心なお値段のほうは、できれば1NT$610元台で提供するつもりだが、いまだに各社と交渉しているという。

 

「米Apple Computerが今年4月に始めた音楽配信サービス『iTunes Music Store』は営業開始から1日だけで全米音楽配信サービスの年間売上げの25%に相当する20万曲を販売した。市場参入に値することを、この結果は明らかに示している。iMUSICは国内のレコード会社15社と連携して、50万曲の使用料に1億元の資金を投入した。ダウンロードサービスが安価に利用できることで、サービスを利用するのにお金を払うのは当たり前だというコンセプトをユーザーに定着させたい」と同グループの代表取締役である邱復生氏は語る。(2003.11)
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